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  • 執筆者の写真Naoya Esa

「株式会社 U-MORE」ロゴ




【概要】


 鳥取県米子市の「株式会社U-MORE」は、進学塾を中心にコンサルティングやカーシェアリング、イベント運営等のいろいろな事業を手がける株式会社です。

 前身である「家庭教師スリーピース」から「U-MORE」へと、株式会社として立ち上げることに際してロゴ制作の依頼を受けました。


 要望は以下の通りでした。


様々な事業を手がけ、地域においてそれぞれで新しくより良い形態を作り出す会社であることを伝わるようにして欲しい。

●会社のキャッチコピーである『オモシロクないことをオモシロク』を表現して欲しい。

経営者と顧客、そしてその間の人々を3本柱として大切にしていきたい。

●場合によってはモノクロで使用することもあるので、考慮してほしい。


 以上の要望をうけて、ロゴの形のみでも要望を満たすことが出来るよう、シェイプに意味をもたせる方向で考えていきました。


 

【ロゴシンボル制作】


 今回の制作手順としては私が従来使っている手順にて行いました。

①コンセプトや企業理念などについてインタビューする。

②インタビューを経て、得たキーワードを書き出す。

③キーワードを取捨選択し、ビジュアライズしてロゴ案を制作する。

④打ち合わせを経てロゴ案をブラッシュアップし、完成させる。

といった手順です。




 


<シェイプに込めた意味>

「3つの四角形」は、『3本柱』と『様々な事業を手がける』ことを表現しました。

「扉」と中から出てくる「白い棒人間」は、「ひらめき」「次へ進む」「迎え入れる」などといった要素を思い起こさせ、『地域で新しくより良い形態を作り出す』ということを表現しました。

●『オモシロクないことをオモシロク』という言葉から「発見」「意外性」などのキーワードを抽出し、ロゴ自体に物語性をもたせ「ロゴシンボルを左から見ていくとただの四角が実は扉であることが分かり、それで初めて左と真ん中の四角も扉かもしれないと思わせる」ようにデザインしました。



 重要な要素をシェイプにこめましたが、色にも意味を込めました。アイディアの方向性としては、シェイプに込めた意味の補完や"遊び心"です。


<色に込めた意味>

●『3本柱』『様々な事業』という要素を補完するためにメインカラーを3色用いることを初めに決定しました。

●色は、若くエネルギーに溢れた会社であることを表現するために赤〜黄系を選び、バランスを取れるよう水色を選びました。「赤・黄・青」の配色は信号機を想起させるため配置を変更し、色の調整を行いました。




 これらの意味をもたせた上で、黄金比に基づいて設計・制作しました。




 


【ロゴレター制作】


ロゴレター(文字)は、ロゴシンボルと同時に制作いたしました。


<文字に込めた意味>

「新しい形態を作り出す」ということを補完するために、文字を骨組みのようにデザインすることで「組み立てる」という要素を表現しました。

●「ユーモア」の名に恥じないよう、遊び心として「U-MORE」の「U」をオレンジ色にすることでオレンジ色が「顧客」を、「ME」を黄色にすることで黄色が「経営者」を表す、という要素を潜ませました。




 これらの意味をもたせた上で、黄金比に基づいて設計・制作しました。




 




 以上、「株式会社U-MORE」ロゴ解説でした。

 読んでいただきありがとうございました。

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