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  • 執筆者の写真Naoya Esa

私が「デザイン」で何をしたいのか。



こんにちは。


時期的に日本は全国的にジメッとしてきましたね。

でも、私が今住んでいる鳥取県米子市は非常に雨が多い地域なのですが、正直なところ梅雨よりも冬のほうが雨が多い気がしています。

"しとしと"降る雨は好きです。


 

さて、今回は『デザイナーとして私が何をしたいのか』ということについて書きます。


「デザイン」は今も昔も世の中に溢れていますが、未だそれが持つ力は非常に大きいです。

ビジュアルデザインという分野に絞ると、その名の通り「視覚」がヒトに備わっている限りその力は消えることはないでしょう。


私の我執(エゴ)を全面的に前面に押し出すと、「デザインはすごい力を持っているんだ!」ということを皆さん全員に知ってもらって二度と忘れないでいただきたいのですが、

私が"本当に"やりたいのはそんなことではありません。



私がデザイナーとして生涯を賭してやり遂げたいのは、

『なめらか』にすることです。



『なめらか』というのはつい最近見つけた言葉です。

高校の先輩でもある佐渡島庸平さんの「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」という本の中で見つけました(本の内容とはほぼ関係ありませんが…笑)。

短く、簡単で、何より私っぽいと思う言葉です。


 

『なめらか』にするとはどういうことか?


デザインとは、(簡単に云うと)様々な感情や思想などを五感で感じ取ることができるように「翻訳」する行為またはその産物である、と私は思っていますが、

今回のポイントは「五感で感じ取る」というところです。



①デザインを見たり、聴いたり、触ったりして、

②それがどういう意図で、どういう意味を持ってそこにあるのかを知り、

③込められた感情や思想などを知る。



私がやりたいのは、このプロセスを『なめらか』にすることなのです。



初めてマグカップを見た赤ちゃんが、何も云われなくても取っ手の部分を握るように、

取っ手を握るときに、何も云われなくても左右どちらかの手を使うように、


①〜③が同時に起きる。

そこに「デザイン」が存在することに気づいていなかったり、すぐ忘れてしまったりする。


それこそが最高のデザインであると私は思うし、それがデザインを通じて私がやりたいことであります。


すなわち冒頭で云った「デザインの力はすごい!ということを知ってもらう」こととは真逆なのです。

『そこにある』けど『そこにない』

ドラえもんの「石ころぼうし」をかぶってしまいたいのです。



これが私の理想であるワケなのですからもちろんデザインをするときには常に心がけていますが、具体的には…

この話はまた別の記事で書くことにしましょうか笑


 

今回このブログでする予定があまり無かった、私の「想い」の話をしましたが、いかがでしたでしょうか。今後も機会があれば(需要があれば)書いていこうと思いますが、もし皆さんから何らかのリアクションをいただければ大変嬉しく思います。


それでは今回この辺りで。また。



(画像1:島根県松江市の「湯町窯」のマグカップ)

(画像2:WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. - 佐渡島庸平)


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